知的財産というのは簡単に国境を超えていきますので、この業界では外国案件を扱うことも少なくありません。
このため、案件ごとに国や地域が分かるようにしておかないと、後から判別がつきづらくなってしまうということもあります。
かといって、いちいち国の名称を書いていては煩雑です。こうしたこともあり、この業界では国や地域をアルファベット2文字で表す「国コード」が活用されています。
目次
- 日本は「JP」、では英国は?
- このほかの国コードの一覧はどこで調べたらいい?
日本は「JP」、では英国は?
日本は、トップレベルドメインとしても馴染みのある「JP」が国コードとして採用されています。
国コードは、基本的にはトップレベルドメインと共通していることが多いのですが、一部、一致していない場合があります。
その一例として、英国が挙げられます。英国のトップレベルドメインは「UK」ですが、国コードは「GB」になっています。Great Britainのイニシャルですね。
なんだか紛らわしいようですが、この「国コード」は、実務ではなんの断りのなしに使われている一方で、知らないと困ってしまうものですので、これを機に知っておいてくださいね。
ご参考まで、主な国の国コードを挙げておきます。
- 日本:JP
- 米国:US
- カナダ:CA
- 英国:GB
- 欧州連合:EM
- ドイツ:DE
- フランス:FR
- スペイン:ES
- ロシア:RU
- 中国:CN
- 韓国:KR
- 台湾:TW
- 香港:HK
- マカオ:MO
- シンガポール:SG
- マレーシア:MY
- インドネシア:ID
- インド:IN
- サウジアラビア:SA
- アラブ首長国連邦:AE
- オーストラリア:AU
- ニュージーランド:NZ
- 南アフリカ:ZA
- ブラジル:BR
- メキシコ:MX
このほかの国コードの一覧はどこで調べたらいい?
国コードが実務的には大切と言うことが分かりましたが、世界には100以上の国や地域があり、いちいち暗記するのも大変ですし、そもそもナンセンスです(だんだん勝手に覚えます)。
これも、案外どこにも書いていないので、以下にリンクを貼っておきます。困った時は、参照していただければと思います。
工業所有権情報・研修館|国及び機関2文字コード
なお、弊所ウェブサイトには、各国の商標制度の概要を国ごとにまとめていますので、ご覧いただければと思います。
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